ROEWAが作ったBR420/421ミュンヘン地区Sバーン電車はプラスチク製鉄道模型の概念を変える1973当時としてはすばらしい出来でした。しかし入手する前にROEWAが倒産してしまいましたが、しばらくしてROCOからBR420/421が発売されたので入手しました。
ショートカプラがコネクタを兼ねて3両から集電しています。この完璧な集電システムによる安定した走行、モータを床に設置し窓から余り見えない伝動方式も当時は珍しい新方式でした。現在の鉄道模型の水準からすると仕上げが粗いところがありますが、プラスチック製量産形電車の水準を大きく向上させるきっかけとなった製品でした。
上:コネクタ式ショートカプラ 左:モータの上の基板が窓から見える |
自動運転テストです。
この電車はなんと言っても、観光用に徹したコンセプトと優れたデザインが魅力です。
1935年 ハイデルベルグのフックスで2両製作 ドイツ鉄道100周年でデビュー、1936年ミュンヘン機関区配属され団体用として活躍。
1943年5月 2両中の1両 ET9102が空襲で破壊されましたが、1949年 生き残ったET9101が運行再開。
塗装は新製当時はライトブルー、1950年代にダークブルー、1953年に赤、1971年にオリンピックブルーに変更さています。
実車は近年、事故にあって、その去就は?
窓が多く車内が見えますのでモータは座席下のスペースに納め乗客(プライザーの人形)を乗せて製品化されました。
1エンド側が動力台車で模型も こちら側を駆動 |
2エンドは付随台車で模型も動力 台車と作り分けています。 |
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