すずしろ鉄道生実(おゆみ)線
すずしろI

開業1974年、1998年廃止 スケール1/150 軌間9mm

実家の引越に伴い、それまでのレイアウトを解体して、新たにプランを練り直して作成したレイアウトです。
TMSの第1回レイアウトコンテストに準入選し1980年7月号に記事がのりました。


レイアウトの製作に当たり優先条件を設定し、それを満足するようプランをまとめました。

  1. レイアウトの高さは、運転時の目の位置と地面の位置がほぼ一致するように設置する。
  2. 幹線とローカル線を設け、電化区間と非電化区間を区別する。
    (電化区間は架線集電を可能にする)
  3. 自動運回路を組込み、列車を運転するだけでなく、眺めて楽しめるようにする。
    幹線下りは2列車運転で自動追い抜き、幹線上りは駅の自動停車と自動閉塞で3列車、
    支線は押しボタン1個で自動リバース回路
  4. マスコン・ブレーキ弁式のコントローラを組込み、運転を楽しむ。
  5. カプラーの自動解放ランプを設け機関車の自動解放を行えるようにする。
  6. ポイントは駅及びヤード、信号所以外は見える位置に設置しない。
  7. コントロール方式はセクションコントロールとし、各セクション毎にコントローラーを設ける。
  8. ヤードは手前に設け、車両の収納、設置を容易にする。

以上の条件に合致する

26年後の2000年になって上記条件が、どの程度普及したか見直してみました。

条件1 日本型固定レイアウトはN中心で実現、最近16番も少しずつ市販品が増加中。
     組立式も机の上に設置しすれば目の高さで設置可能です。

条件2 NゲージはKATAO,TOMIX初め架線柱が市販されています。
     16番も架線柱は市販されているので電化区間の表現は一応可能になりました。
     しかし架線そのものはまだ安定的に供給されるに至っていません。
     16番のKATOの車両は架線集電に対応していますし、中村精密のEF80も架線集電可能なものがありました。
     運転会でもトロリーレイアウトでは架線を張る例も見られるようになりました。

     一方、ヨーロッパ型は当時からNもHOもパンタ物はほとんどが架線集電可能になっていました。
     また集電が可能な架線システムも各社から市販されていました。
     日本型架線集電システムは、まだ一般的ではなく、この分野は、日本が遅れている状況が続いています。

条件3 これは色々な自動運転ユニットが市販されるようになり、簡単に出来るようになったと思います。

条件4 KATO、TOMIXともに市販さています。

条件5 自動連結器はHOjもケーデーで永久磁石式、電磁石式のアンカプラーが仕様可能です。
     密着連結器はメーカー毎に方式が異なり、アンカプラーどころか連結にも問題があります。
     KATOが提唱しているスワローテール方式は日本でも広がるか?

条件7 セクションコントロールとは異なりますが、デジタルコントロール方式で各列車を個別にコントロールするシステムが
市販されるようになりました。
メルクリンはデジタル方式を継続して販売していますが、KATOは一時発売しましたが、あまり売れなかったのか今では見掛けません。
その後、KATOはデジトラックスのDCCの販売を行うようになりました。

条件6,8は性格が異なりますので比較できません。

条件には入れていませんが、蒸気機関車の運転にはターンテーブルが欲しくなります。山中駅にターンテーブルを設けました。最初は自作のものを使用していましたが、後にTOMIX製に交換しています。

 

 

 

 

 

 

ヤードとローカル線、山中駅


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