前進(Qian Jin)

名実ともに中国を代表する機関車で、1956年9月18日にプロトタイプの和平型(HP)が完成し、1988年12月21日の最終製造7207号まで4714両生産されたそうです。
私が見たのは横浜に来た1台ですが、これは日本向けに作ったQJなので4714に含まれているのかな?

QJの模型はIMONから各種タイプのブラスモデルが発売されています。
百万城有限公司から後期生産分の上海鉄路局6266号機と第3セクター内蒙古地方鉄路総公司集通線白段7141号機の2タイプが製品化されています。
また台湾他アジアの鉄道模型は佐藤商会も取り扱っています。
すずしろ鉄道には百万城の7141号機(item#S0001 No.00219)が入線しました。

 

百万城有限公司のプラ製QJ


前照灯は2灯タイプ

第3動輪にギヤで伝動、なお第3動輪は実物に
合わせてフランジなしです。


キャブ内の壁は実物の黄色
塗装を別パーツで表現、
乗務員は2名乗車
 

石炭は別モールドで石炭庫の
内部が見られます。

石炭を載せたところ、さらに粒状の
石炭が袋に入って付いています。


NMRA対応DCC用ソケット付き

模型諸元では最小通過曲線458Rとなっていますが、テンダーエンジン間のドロバーはショートカプラー構造で420Rでも通過可能です。
ただし、キャブとテンダーの間が開きますので見た目は不自然になります。

実物データ 

  シリンダー 動輪直径・軸数 軸重 缶圧力 火格子 出力 最大運転速度 製造初年
前進(QJ) 650mmφ×800mm2気筒  1500mm 5軸 20.1t 15kg/cm2 6.8m2 2980PS 80km/h 1956年
ドイツ44形 550mmφ×660mm3気筒  1400mm 5軸 19.3t 16kg/cm2 4.55m2 1910PS 80km/h 1937年
D51 550mmφ×600mm2気筒 1400mm 4軸 14.3t 14kg/cm2 3.27m2 1280PS 85km/h 1935年

ドイツの44型と比較すると約50%増し、日本のD51の2.3倍の出力となっています。

サウンド取り付け

DCCデコーダをMRCのサウンドデコーダ(1627)に更新しました。

28mmのスピーカ付き
接続もNMRA 8ピンコネクタで
手間いらずです。
テンダーにスピーカを上向けで入れました。
このスピーカは音量が大きく、そのままモールド
の石炭を乗せても十分な音量があります。
自宅で運転するにはハッキリ言ってうるさいです。
音量はCV52で大小の調整が出来るので小にしました。

ファンクションは12種類あり停止中と走行中で同じファンクションキーでも動作を切り換える
ことによりファンクション数を押さえていますが私のコントローラではF8までしか使えないので
全部の音を試せません。

汽笛はアメリカ型が2種類、ヨーロッパ型1種類の3種類です。残念ながら日本型に似合う汽笛は
ありませんがヨーロッパ型の汽笛は良い音なのでドイツ客車のサウンドカーにも乗せることに
しました。

2002.11.7作成
2005.11.13更新


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