HO(1/87) Steam Locomotives No.3

9600型Assembled SANGO kit

 DCC対応 (2002.11.24更新 2002.8.31作成)

Soundtraxx社のN用サウンドデコーダDSD090LC(821102)を使用してDCC対応としました。
DSD090LCサウンドとモータの両方を制御するデコーダです。
HO用のDSC150と比較すると寸法にそれほど大きな差はありませんが、9600やC56など小型テンダー機用に購入しました。
9600のテンダーに納めるためにはスピーカーを薄肉タイプに交換し、水槽の天板を一部切抜く必要がありました。
そのため当初、音質はD51と比較するとかなり低下しました。
そこでスピーカーを同じ直径28mmながら16Ω0.1Wから4Ω0.5Wに交換し、自宅で運転するのには十分な音量を確保しました。


SL-1用の時は問題なかったが
サウンドデコーダー用に切抜き

テンダーに乗せたDSD090
スピーカーは0.1W  (2002.8.31)

直径28mm 0.5Wスピーカー (2002.10.24)


 さてDSD090の機能ですが小型になった分HO用のDSD150(モータ制御付き)やDSX(サウンドのみ)より簡略化されているところが有ります。
まだ、全ての機能を確認していませんが比較表にしました。(青字は2002.10.24追加

DSD150とDSD090比較

省略されている機能 変らない機能 改良された機能
手動のヒス(蒸気の排出するシューッという音)
連結音
自動排気弁音(停止するときにシューッという音)
タービン発電機の音
焚口音、
グリースガン音

背景音がコンプレッサのみなのでコンプレッサが
止まると無音になる。

排気音、
ベル、
コンプレッサ音(1種のみ)
ヘッドライト、テールライト
のON,OFF
汽笛の音をCV値で選択可能
5段共鳴、3段共鳴、単音

コンプレッサ音、汽笛、排気音
の音量を独立して調整出来る


今回9600に積んだ結果ではスピーカーの問題かもしれませんが5段共鳴以外の音質は今ひとつでした。
あくまで個人的な感想をまとめると次のようになります。
(1)サイズがもう一回り小さくならないとHOサイズの小型テンダーやタンク機に簡単に積むのは難しい。
(2)価格的にDSD150とほぼ同じであるが、機能は一部省略されている。

以上の点からサイズに問題がなければDSXまたはDCS150の方が良いと思いました。


なおNスケールで米国型蒸気機関車にDSD090を組込んだ製品も見たことがありますが音質は良くありませんでした。
Nスケール車両にスピーカーを乗せることはSL-1やバンブー商会のワムなどで試したことが有りますが音質は満足できる物になりませんでした。
Nスケールの場合はTomixみたいに車両以外にスピーカーを設置した方が良い結果が得られると思います。

2002.6.4 改造

将来のDCC化に備えて前照灯の定電圧電源をダイオードブリッジから低電流ダイオード(CRD)に交換しました。
下に回路図を示します、CRDは15mAを使用し逆電流から保護するため通常ダイオードを直列に入れています。
またモータをファウルハーベル1516T012SからマクソンRE13に再交換し石炭貨車牽引の準備をしました。
なおモータとモータ取り付け板はクラブ内でまとめて入手することができました。


マクソンモータRE13と取り付け板、
シャフトブッシュ、CRD

車体はキットをそのまま組立、すずしろ鉄道高原線、相楽線の主力機関車として活躍していました。
当初、前照灯は定電圧点灯、SL−1用サウンドシステム対応、
モータは1999年ころファウルハーベル1516Sに交換しました、
SL−1用サウンドシステムによる走行音は良好になりましたがトルクは96としては少し不足ぎみでした。

 


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