スイスには連邦鉄道(2,973km)の他に私鉄が58社(2,029km)あります。軌間1mのメータゲージ他の狭軌鉄道や登山鉄道も多く模型の題材として魅力的な鉄道が数多くあります。特にSt. MoritzとZermattを結ぶGlacier Express(氷河急行)が有名です。メータゲージはHOスケール(1/87)ではゲージ12mmになり、ドイツのBEMO社から量産品が発売され日本でも人気を集めています。
1.Die Furka-Oberalp-Bahn (FO)
FO 2等車 (BEMO 3259) |
FO Ge 4/4 III Walis Nr. 81 (BEMO 1260/1) |
RhBと接続するディセンティスからBVZに接続するブリークまでスイスの中央部を東西に結んでいます。以前は冬季に運休区間がありましたが新フルカトンネルが1982年に開通して冬でも全線運行が可能になりました。この新路線用に1979年に作られたのがGe 4/4 III Walis Nr. 81とUri Nr.82です。
FO Ge 4/4 III は「すずしろ鉄道」最初の12mmゲージ車両ですが何せ20年以上も昔の製品で走行は滑らかですが
2007年レベルで見ると走行音は大きく不満がありました。
そこで動力をBEMO 1258 000 RhB Ge 4/4 II
に交換しました。(2007.3.18)
上:旧製品の動力 キャラメルモーター(3極) 下:新動力 マシマモータ(5極)、フライホイル付 |
新動力は1250,1252,1258,1260に共通で使えます。 なお新動力は背が高いので車体の屋根を切り欠ます。 |
2. Die Rhaetische Bahn (RhB)
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サロンカー (BEMO 3251) |
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RhBはスイス最大の私鉄で営業路線は400kmに及びます。ラックレール区間はありませんがループトンネルやベルニナ線では70/1000の急勾配で山岳地帯を克服しています。
鉄道模型愛好家のいつかは山岳鉄道のレイアウトを作りたいという願望をかき立てる路線です。